MCA、キャリアショップ展開状況に関する調査結果を発表
移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社 MCA(https://www.mca.co.jp/)は、国内通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査を実施し、その結果を3月22日に発表しました。調査結果の要点は以下の通りです。
- キャリアショップは全国に8173店舗、9ヶ月で約150店減
- キャリアショップの定休日は「月1日」が大半
- 都道府県別の最多ショップでは、都市部でソフトバンク、地方でNTTドコモの健闘目立つ
- 6割超のソフトバンクショップが「Y!mobile」併売
本調査結果については、調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2019春」(本体価格50,000円)として発刊しています。
■調査結果抄録
□キャリアショップは全国に8173店舗、9ヶ月で約150店の減少に
3キャリア(ワイモバイル、UQコミュニケーションズを含む5ブランド)が展開するキャリアショップは、調査時点で全国に8173店舗存在していることが分かった。
2018年5月の調査(以下、前回調査)時点では8341店舗となっており、この9ヶ月間で168店舗減少したことになる。
ブランド別で店舗数が最も多いのはKDDI(au)の2363店舗だった。なお、今回の調査において「PiPit」(全国に約600店)はキャリアショップではなく取扱店と定義しているため、カウントには含まれていない。
KDDI(au)と、ソフトバンク、ワイモバイルが店舗を減らした一方で、NTTドコモとUQコミュニケーションズの店舗数は増加しており、ブランドによって出店動向はまちまちとなった。
□都道府県別の最多ショップでは、都市部でソフトバンク、地方でNTTドコモの健闘目立つ
都道府県ごとに、どのキャリアショップが最多か集計したところ、南関東、東海、関西や福岡県など、都市部ではソフトバンクが1位を占める傾向となった。NTTドコモは全国24県で1位となった。
特に西日本では前回調査から首位の入れ替わりも起きている。九州の熊本県・宮崎県・鹿児島県や、愛媛県、岡山県などでは、最多ショップのブランドに動きがあった。
□キャリアショップの定休日は「月1日」が大半
キャリアショップの定休日設定状況を集計したところ、「月1日」の休日を設けている店舗が全体の63.2%を占めた。なかでも「第2水曜」を定休日とする店舗は1200超(全体の約15%)と集中している。定休日の上位には、このほか「第2火曜」「第2木曜」などが並んでいる。
前回調査でも月1日の定休日を設定する店舗は63.2%となっており、変化はほとんどみられなかった。
□「Y!mobile」を取り扱うソフトバンクショップの比率は6割超まで上昇
Y!mobile取扱店になっているソフトバンクショップの状況を集計したところ、既に1500店舗以上が併売していることが分かった。前回調査時点では1029店舗となっており、この7ヶ月で約500店が新たに取り扱いを開始した計算になる。
またこれとは別に、ソフトバンクショップとY!mobileショップを併設するケースも増えており、同社が2ブランドの一体運用を推し進める状況が鮮明となった。
□「キャリアショップ」の定義
今回の調査対象通信ブランドならびにキャリアショップの定義は以下の通り。
■調査レポート「キャリアショップの展開状況と店舗一覧 2019春 ~顧客接点となる店舗網を分析、店舗一覧もデータ化~」
発行日:2019年3月
判型:PDFファイル(A4版20頁)+Excelファイル(店舗一覧データ)
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:50,000円(税別)
調査期間:2019年2月~2019年3月
販売方法:PDF・Excelファイルのダウンロード
※調査レポートの目次など詳細は「レポート目次」をご参照ください。
■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:天野 徳明(あまの のりあき)
E-Mail:info@mca.co.jp
TEL:03-6261-2571
FAX:03-6261-2572