MCA、セルラーキャリアのネットワーク運用・保守の動向に関する調査結果を発表
移動体通信・IT分野専門の調査会社である株式会社 MCA(https://www.mca.co.jp/)は、セルラーキャリアにおけるネットワーク運用・保守の動向を調査し、その結果を3月29日に発表しました。調査結果の要点は以下の通りです。
- NOC/MOCとNC/TCとの連携でネットワーク運用・保守体制を構成
- NTTドコモとKDDI(au)は子会社も運用・保守に関与
- KDDI(au)とソフトバンクは無線機ベンダにネットワーク運用を委託するケースも
本調査結果については、調査レポート「セルラーキャリアにおけるネットワーク運用・保守の現状と今後の展望」(本体価格200,000円)として発刊しています。
■調査結果抄録
□NOC/MOCとNC/TCとの連携でネットワークを運用・保守
3キャリア(ワイモバイル、UQコミュニケーションズを含む5ブランド)が展開するキャリアショップは、調査時点で全国に8173店舗存在していることが分かった。
セルラーキャリア各社は年間数千億円に上る設備投資を行い、新たにネットワーク構築を進めている。ネットワーク構築後もネットワーク運用・保守のため、営業費用の施設保全費や通信設備使用料などが必要となる。施設保全費は年間数千億円規模、他キャリアへの通信設備使用料にも年間数千億円規模の費用がかかっている。
なお、ネットワーク運用とは、キャリア各社がユーザに快適なサービスを提供するため、24時間365日、ネットワークを監視し、その状態を維持するための業務を指す。
ネットワーク監視がメインとなるネットワーク運用は基本的にキャリアが主体となり、キャリア子会社や無線機ベンダなどが運用作業を行う。復旧措置を行うネットワーク保守も基本的にキャリアが主体となり、キャリア子会社や無線機ベンダ、エンジ会社が保守作業を行っている。
表:キャリア3社におけるネットワーク運用・保守の比較
※NOCはネットワークオペレーションセンター、MOCがモバイルオペレーションセンター、NCはネットワークセンター、TCがテクニカルセンターの略称。
■調査レポート「セルラーキャリアにおけるネットワーク運用・保守の現状と今後の展望」~今後はネットワーク運用の自動化やAI導入に期待~
発行日:2019年3月
判型:PDFファイル(A4版128頁)
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:200,000円(税別)
調査期間:2018年9月~2019年3月
販売方法:pdfファイルのダウンロード及びA4コピー刷り製本
申込方法:オンライン注文
※調査レポートの目次など詳細は「レポート目次」をご参照ください。
■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:大門(だいもん)
E-Mail:info@mca.co.jp
TEL:03-6261-2571
FAX:03-6261-2572